債権回収で失敗しないためのチェックポイント
債権回収業務は、現在、複数の事務所が取り扱っています。
それぞれのサービス内容や料金設定も異なり、知識や経験も違うため、「どこに頼んでも結果が同じ」という訳ではないのです。
ご依頼後に「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔しないためにも、債権回収で失敗しないためのチェックポイントをおさえておきましょう。
よくあるトラブル例・失敗例
よくある失敗例 | |
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費用 |
回収額と同じくらいの費用を請求されてしまい、依頼したのに手元には回収額が残らなかった
※事務所によって対応する債権額や報酬が異なるため、場合によっては費用倒れ(回収額以上の報酬を払わなければならないこと)になってしまうケースもあります。 依頼先の料金設定には十分注意しましょう。 |
依頼先の対応 |
せっかく相談に行ったのに、上から目線で対応されてしまった
事務員が対応して、弁護士が直接対応してくれなかった |
時効 |
相談に行くのが遅すぎて、債権の時効に間に合わず、回収できなかった
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回収額 |
債権回収のノウハウがなく、満足のいく回収額にならなかった
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相手との関係 |
相手(債務者)との関係に配慮してもらえず、回収はできたが、関係が悪くなってしまい、付き合いづらくなってしまった
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これらのトラブルを未然に防ぐためにも、以下のポイントを知っておきましょう。
(1)信頼できる依頼先のポイントをチェックする
(2)早めに相談に行く
(3)依頼するにあたって必要な物を準備する
(1)信頼できる依頼先のポイントをチェックする
まず、以下のポイントをチェックしましょう。
チェックポイント | |
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柔軟な対応 |
急ぎの依頼でも対応してくれるか?
土日祝日や時間外も、柔軟に対応してくれるか?※債権には時効がありますし、相手の資産状況は日々刻々と変化します。 そのため、スピーディーに、柔軟に対応してくれるかどうか?は大切なポイントです。 |
費用 |
費用倒れにならないように提案してくれるか?
納得できる費用か? ※事務所によっては、報酬額が回収額を上回ってしまい、「費用倒れ」になってしまうケースもありますので、依頼前に必ずチェックしましょう。 |
相手との関係配慮 |
相手との関係にも配慮してくれるか?
※お金が絡む問題ですので、両者に配慮して柔軟に進めてくれるか?も重要なポイントになります。 |
弁護士が直接対応 |
弁護士が直接対応してくれるか?
※事務所によっては、弁護士が直接対応せず、事務員が対応するところもあります。 法律専門職である弁護士が直接対応することは、あなたの利益を守る第一歩です。 |
(2)早めに相談に行く
上記をチェックしたら、次は「早めに相談に行く」ことをお勧めします。
債権には時効がありますので、放置しておくと、債権の回収がそもそも不可能となる場合があります。
また、相手の資産状況は日々刻々と変化しますので、今、相手が一定の財産を持っていたとしても、事件に着手した時点では、財産を使い果たしているケースもあり、現実的に債権回収が困難となるケースも多々あります。
債権回収をスムーズに解決するためには、早めに手続きを開始することが重要なポイントになります。
対応が遅れてしまったことで回収できなくなってしまった、というケースも少なくありません。
(3)依頼するにあたって必要な物を準備する
依頼先が決まったら、早めに必要な物を準備しましょう。
必要なものとしては、以下のものが挙げられます。
契約書
契約書に付随する書類があれば、その書類
→念書・承諾書・保証人がいる場合には保証契約書
既に一部の支払いを受けていれば、その領収書や預金通帳
債務者を特定できる情報
→住所・氏名(会社名)
以上の手順で進めて頂くことで、失敗なく、よりスムーズに、満足のいく結果が得られるでしょう。
参考になれば幸いです。